2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
時代とともに空き地になってしまったところ。 アカツメクサだけが、花を咲かせていました。
すべり台に遊び声が聞こえませんでした。 多くの小学生が、今夏の宿題の集大成を執行しているようです。 この感覚。大人になると納期という宿題に変わります。
残暑に耐えている柳の木がありました。 暦はもう秋。 そろそろ気温が下がる時期に葉を変えていきました。
建物の壁を触るだけでもヤケドをしそうな暑さ。 本格的な秋へ向かう前の八号目です。
日暮れ時、そらが赤く染まりました。 赤い空の火星で夕陽を見たらどうなるのか。 全部がオレンジ色に見えるのか。 遥か彼方の星で地平線を見ている自分を想像しました。
だんだんと団地が解体されていきます。 みんな同じというライフスタイルが、記憶の中へ隠れていきます。
何日ぶりでしょうか。雲の中から富士山が顔を出しました。 久しぶりの雄姿に日が暮れるまで眺めていました。
停滞した雲に、カモメが飛んでいました。 砂浜では、一生懸命糸を引っ張っている人がいました。 空を操るには、地面の2次元を駆使して安定させていました。
自由に綺麗な花が咲いていました。 しかし、青い柵の中。 外に見せたいけれども、柵を越えられるのはいつになるか。
遥か南の水平線より、生暖かい湿った風が吹いてきます。 しばらくすると雨。 夏の残りはまだあります。
8月も下旬に入ったこの頃。 まだまだ暑さは真っ盛りなのに、ふと木を見ると葉の色が変わってきているものがありました。 スズメが、隠れる葉の様子を伺っていました。
松の木の間からもれた日差しがある野草を照らしました。 花もない目立たない草が一瞬の脚光を浴びた瞬間です。 周りで称賛する人は誰もいませんが、クールに見えた時でした。
鉛色の空。もう見飽きてしまいました。 朝の青空。水たまりに映る木たちも日の光を喜んでいました。
「ジージー」 申し訳なさそうに暗い中、セミが鳴いていました。 「最近は大声で鳴くこともできないなあ。」 長い間土にこもっていた間に、生きづらい世の中になっていました。
強烈な黄色を発生しているヒマワリモドキ。 クモが恐る恐る、中心へ向かっていました。
木もない砂浜。 どこから来たのか、葉っぱがいました。 季節外れの北風が、冒険家の葉っぱたちを運んできました。
砂を集めて、波に洗われます。 しかし、想いでと友情は残ります。
砂浜の上をハクセキレイが走っていました。 砂に沈む前に足を動かして、すばやく移動。 飛ばずに走るのが意地を張っているようでした。
シトシトと梅雨のような雨が降る海水浴場。 力のない波が、岸辺でなんとか崩れる音を出していました。 誰もいない海の家が人を恋しがっていました。
港町のお祭り。西と東の二隻の船で競い合います。 しかし、今年もお祭りは無し。 来年3年越しで競うことができるか。長いお預けです。
街を歩いていて、ふとある標語に目が止まりました。 「すこしは人生で、意味のあることがしたいなあ」
川でもない、水辺のないところにサギがじっと止まっていました。 補色で周りには気がつからないと思っていますが、身体の大きさで何よりも目立つ存在でした。
長い情熱のもとにオリンピックは終わりました。 後世の記憶には、どのシーンが語り継がれていくのでしょうか。
連日、暑さのことで頭がいっぱいの毎日。 ふと気がつくと、もう暦では秋が始まる時期になっていました。 そっと、コスモスの花が時を告げていました。
どこまでも延々と続く砂丘。 ひとつの山を越えても、けわしい頂がまだまだ続く。 水筒を道連れに、少しずつ制覇しました。
海岸のサイクリング道路。日の照り返しで40°Cは越えています。 入道雲がかかった富士山が、暑いと一言言っているのが聞こえてきました。
真夏の日差し。砂浜に寝転び浴びたい。 しかし、人と密にはなりたくない。 歓喜の声が聞こえない海辺の夏です。
あと数十メートル・・・。 かんかん照りの歩道をひたすら歩きました。 肌は焼け、頭は熱でもうろうととする中。たくさんの水が溜まったオアシスが、意識の先に見えてきました。
8月の空気の燃える空。あまりの暑さに生き物も弱ります。 サルスベリだけが、青い空を悠々と眺めていました。
白いユリ。 四方八方に花を広げ、音ではなく香りを鳴らしていました。