2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ガクアジサイ。ショッピングセンターの入口に咲いていました。 そっと梅雨空を仰ぎながら、ガクの中の花が顔を出していました。
余分な枝を払われて、上へと向かう枝だけになっていました。 上へ上へと伸びるしかないようです。
なんて緑が綺麗なんでしょう。 体がフラフラするほど、新緑がしみてきました。
会話をする。普通のコミニケーションが、なぜかいろいろな要素を考えてできない毎日。 安心できるのはモニターの画面の世界が広がっています。
首をかしげながら、トリが寄ってきました。 「雨が降りそうだね。」 梅雨の肌寒い天気に、トリとの世間話をしばらくしていました。
通りすがり。 過去に店があったようです。今は、ゼラニウムが当時の面影を飾っていました。
南からの強風。 白波がそのまま岸へ押し寄せていました。 波のアワは消える間もなく生産されていきます。
湿った南風。まとまらない小波がどこまでも続きます。 あてもなくサーフスポットを探すサーファーがいました。
追いかけていた魚の群れが消えてしまいました。 水面を舞い踊るように、サギが飛んで行きました。
日が山へ沈む頃、五重塔の建っている山へ登ると雄大な富士山が見えました。 いくら登っても、富士山へ登らなければ、これ以上は高くはならないと雲が教えてくれました。
少しの晴れ間に華やかな色をしたシャクナゲがありました。 威厳のある姿でした。
全貌を表さない富士山。 山肌の雪がまだ人を寄せつけようとはしません。
遥か昔に溶岩が流れ込んできたのでしょう。 硬い岩に草がなんとか上陸して、居場所を確保していました。
カサコソ、カサコソ。 音がする方を見ると、茂みの中に白鳥がいました。この辺りは彼らの庭なのでしょうか。 静かに、その場を立ち去りました。
ときおり冷たい風が吹いてくる中、湖のさざなみが太陽のあかりを反射で揺らします。 同じ日本でも、気温が違うものです。やっと八重桜が春の到来を告げていました。
頂上にぽっかりと小さな雲が湧いてきました。 周りに仲間がいないせいか、しばらくして雲は消えてしまいました。
始まった春。日の日差しは初夏でも、まだ周りの草花は、追いついていませんでした。
足もとから広がる芝桜の世界。 花畑の中、華やかな単色に目がとまりました。
かつて、湖畔のそばの駅まで走っていた車両がありました。 雨の日も雪の日も、様々な人を運び、何往復もしていました。 今、駅に止まり、じっと人々の往来を眺めています。
花の壁。白いハートがありました。 ここまで育つには、丹念に世話をしないとできません。 園芸の人たちの努力の結晶の壁でした。
街では、もう初夏の香りが漂っている中、海抜の高い高原ではようやく桜の花が咲き始めました。 あれだけ、開花に湧いた1ヶ月前。行き交う人は、桜のことは頭にはないようです。
「ちょっと寄っといで。」 どこからか聞こえてきそうな夜の街のように、灯りを照らされた藤が話しかけてきそうでした。
青紫に見えていた花がだんだんと灯りにより暖かい赤紫の色へと変わっていきました。 ほんの数十分での色変わりに、目を奪われました。
暗くなり、藤の花にライトアップのあかりが灯り始めました。 太陽から藤の花へ夜の主人公のバトンタッチです。
黒い池が、藤棚の赤い紫色になりました。 まるで今は見かけない、パーティーの会場のようでした。
華やかな白い花を夕日が赤く染めていきました。 時間により、花がまるで色々な姿や色に変化しているようでした。
紫色のレースのカーテン。 そよ風が吹くたびに、柔らかく揺れていました。
何十年、いや何百年経っているのか。 この木を植えた人は、初めて見る人が今この時に出会うことを夢見ていたのでしょうか?
順風満帆の長距離夜行列車の先、線路が突如とありませんでした。 警笛を鳴らそうとも、先がありません。 ふと目を覚ますと、夢でした。
まるで夏がきたかのような空に、藤の花が咲き誇っていました。